うつ病は、ただの「落ち込み」や「気の持ちよう」ではありません。脳内の神経伝達物質のバランスの乱れによって引き起こされる、医学的に治療が必要な病気です。
・朝、起きるのがつらい
・何をしても楽しく感じない
・食欲がない、または過食してしまう
・死にたいという気持ちがよぎる
それは、心が「助けて」と訴えているサインかもしれません。でも大丈夫。うつ病は、適切な治療で回復できます。まずは、ご自身の"今"を知ることから始めてみませんか?
【仕事のプレッシャー】
責任の重さや期待に応えられない不安から、心が疲れてしまった方
【家庭の負担】
子育てや介護との両立で、自分の時間を失い、心身ともに疲労している方
【人間関係の悩み】
職場や家庭での人間関係に傷つき、自信を失ってしまった方
【あなたの気持ち】
初めての診察で、涙を流す方も珍しくありません。私たちは、どんな想いも否定しません。あなたのお話を、じっくりお聴きします。
バランスの取れた治療アプローチ
薬物療法に頼りすぎず、心理療法や生活習慣の改善を丁寧にサポートします。一人ひとりに合った治療法を提案いたします。

心のストレッチも大切に
治療の中に、心のストレッチや"考え方のヒント"も取り入れています。日常生活の中で実践できる小さなエクササイズもご提案します。

あなたのペースを尊重
診察後に「少し心が軽くなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。私たちと一緒に、心の荷物を少しずつ下ろしていきましょう。
ケース①:母に愛されなかった娘が、母になるとき
ひとつの回復のかたち
お母さんから十分な愛情を受けられなかった女性が、自ら愛を育て、家族に優しさを注げるようになっていかれたケースをご紹介します。
30代半ばのAさんは、二人のお子さんを育てる穏やかな主婦でした。けれども、3人目の出産後から、ひどい頭痛や不眠、動悸、吐き気といった身体の不調に悩まされるようになります。
「子供には、自分のような寂しい思いはさせたくない。愛情いっぱいに育てたい。」
そんな強い思いとは裏腹に、身体は思うように動かず、日々の生活がつらくなっていきました。
実はAさんには、幼いころから心の深い傷がありました。
9歳のときに両親が離婚し、母親は間もなく別の男性と同居を始めました。
母は不規則な仕事に忙しく、家のことはすべてAさんが担っていました。掃除、洗濯、食事の支度など、小学生のAさんが背負うにはあまりにも大きな責任でした。
母親は、母であることよりも、ひとりの女性としての生き方を優先しているように見えたといいます。
Aさんは、次第に母への怒りと嫌悪感を強く抱くようになり、中学卒業と同時に家を出て、自活を始めました。
頼る人もなく、語ることすらできないような苦労が続きました。
それでもAさんは結婚し、子どもにも恵まれ、ようやく安定した家庭を築くことができたかのように見えました。
ところが、子どもができたことで、疎遠だった母が再びAさんの生活に関わってくるようになりました。
手伝いをするわけでもなく、ただ孫を甘やかす母の存在に、Aさんの心はかき乱されていきました。
「母が嫌い。でも、年老いた母を見ていると、責めることもできない」
そんな気持ちを抱えながら、Aさんは何年も沈黙を守ってきたのです。
そして、長女が9歳になったとき、Aさんは当院を受診されました。
通院を続けるうちに身体の不調がやや落ち着いてきた頃、今度は抑うつ状態が現れ始めました。
上の子を見ていると、自分の幼少期がフラッシュバックし、怒りや悲しみがあふれて止まらない。そんな日々が続きました。
Aさんは、人を信じることができず、時にはご主人にさえ心を許せないと話されました。それでも、通院を重ねる中で、ようやく誰にも言えなかった気持ちを涙ながらに語られるようになりました。
私は、「その怒りは当然のことです。あなたが悪いのではありません」と伝え、今までの苦労を心からねぎらいました。
そして、たまっていた気持ちが十分に表現できるようになった頃、母に対して「NO」と言う練習、自分の本音を伝える練習を少しずつ始めました。
やがてAさんは、
「自分の気持ちを受け止めることができるようになった」
「言葉にすることで、少しずつ心が軽くなってきた」
と話されるようになり、うつ状態も次第に改善していきました。
そして、ある日こう言ってくださいました。
「自分に自信が出てきました。自分にも人にも、やさしくできるようになってきました。」
Aさんは、深く傷ついた経験の中で、愛される感覚を知らずに育ちました。
だからこそ、母を拒絶することもできたはずです。けれど、Aさんはそれを選ばず、自らの中にある「愛したい」「愛されたい」という願いに従って、前に進んでいかれました。
与えられなかったものを、誰かに与えることはとても難しいことです。
それでもAさんは、自分の力でその愛を育み、花を咲かせていかれました。
人は生まれながらに「愛の種」を持っている。
たとえ周囲から十分な水や陽の光が得られなくても、自ら芽を出し、美しい花を咲かせる力がある――
Aさんの姿が、それを教えてくれました。
そして最後、笑顔で話されるAさんの表情は、まるで満開の桜のように、凛と美しく輝いていました。
ケース②:「いい妻」「いい嫁」をやめた日
本当の自分に気づいた女性の回復の物語
ある50代の女性のケースをご紹介します。
彼女は長年、「よき母」「よき長男の妻」として、夫や姑に自分を合わせ、自分の気持ちは後回しにして生きてこられました。そんな日々に変化が起きたのは、数年前、お隣に越してきた方とのトラブルがきっかけでした。
昼間から怒鳴り声や大音量の音楽、テレビの音。何度か注意しても改善は見られず、ついには「自分が我慢すればいい」と耐えるように。しかしその頃から、耳鳴りや片頭痛といった身体の不調に悩まされるようになったのです。
耳鼻科や脳外科で検査しても異常は見つからず、心療内科の受診を勧められ、当院に来られました。初診時、彼女は「症状だけが取れたらそれでいい」と語っていました。
治療の初期には、薬によって身体症状が少し落ち着きました。しかしその後、「夜眠れない」「自分なんかいないほうがいい」と涙され、心の奥にあった抑うつ状態が表面化してきました。
それは、症状が和らいで心に少し余裕ができたことで、抑え込まれていた本当の苦しみが浮かび上がったサインでした。
そこから彼女は、カウンセリングを通して、ご自身のこれまでの生き方を丁寧に振り返っていきました。気づいたのは、周囲にばかり気を遣い、自分の気持ちを抑えて生きてきたということ。そして、お隣さんや家族のせいではなく、「自分の声を無視し続けていたこと」が苦しみの根源だったのです。
「言いたいことは伝えていい」「ときにはNoと言ってもいい」「もっと自分を大切にしていい」。そう語られるようになった頃から、抑うつ症状、耳鳴り、片頭痛はみるみるうちに改善し、最終的には「これからは自分らしく生きていきたい」と笑顔で通院を卒業されました。
初診時の沈んだ表情が、最後には晴れやかで、輝くような笑顔に変わっていたのがとても印象的でした。
症状が治り、元の生活へ戻れることは、私たちの治療において最も大切なゴールの一つです。しかしそれ以上に、病を通してご自身の内面と向き合い、「心と体のサイン」に気づき、自分らしい人生へと歩みを進めていかれる姿に、深い感動と喜びを感じます。
まるで幼虫がさなぎになり、やがて羽ばたく蝶となるように、患者さんの大きな変容に寄り添うことは、医師として何よりの喜びです。そして、そんな旅立ちに立ち会わせていただけることに、心からの感謝と少しの寂しさを抱きながら、今日も診療にあたっています。
ケース③: 30代男性:部署異動を契機に発症したうつ状態からの回復
30代の男性の方。
社内の部署異動をきっかけに、慣れない業務へのプレッシャーや人間関係のストレスから、次第に気分の落ち込みや意欲の低下、不眠といった症状が現れるようになりました。日常生活にも支障を来すようになり、当クリニックを受診されました。
抑うつ状態となっておられたため、まずは十分な休養を取ることを優先し、休職を選択。少量の抗うつ薬や睡眠導入剤に加え、体質や症状に合わせた漢方薬も併用し、治療を進めました。
数週間で徐々に気分の安定が見られるようになりましたが、会社からの連絡を受けるたびに気持ちが大きく揺さぶられ、復職への不安も強く残っていました。
その背景には、異動先の職場環境が発症の大きな要因となっていたことがありました。
そこで、元の部署への復帰が望ましいと判断し、ご本人の希望も踏まえて、会社の上司や産業医との連携のもと、配置転換という形で復職が実現しました。
その後は安定した状態を保たれ、少しずつ薬の量も減らし、最終的には薬物療法も終了。
現在は元気にお仕事に復帰され、通院も終了となりました。
治療期間はおおよそ半年、休職期間は約3か月でした。
ご本人の回復力と、職場やご家族のご理解・ご協力があったからこそ、非常にスムーズな社会復帰が可能となった一例です。

02 バランスのとれた専門的治療
うつ病・ストレス・不安障害などの専門的治療を行っています。最新の医学知識を取り入れた診療を提供します。

03 プライバシー確保
完全予約制でプライバシーをしっかり確保。他の患者さんと顔を合わせにくい配慮をしています。

04 通いやすい立地
地下鉄「烏丸御池駅」すぐ。京都市内からのアクセスが良く、通院しやすい場所にあります。
あなたが再び笑顔を
取り戻すために
初めの一歩
その一歩が、未来を変えます。どうか、一人で抱え込まないでください。初診枠が限られていますので、お早めにご予約されることをお勧めします。
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